全メンタルリープの一覧と解説

いくつかのリープのぐずり方の詳細、最初3回のリープを体験したママの声、全メンタルリープの概要をまとめました。

注1:下記に示す「生後〇〇w週」とは誕生日から数えた普通の週齢ではなく、出産予定日から数えて赤ちゃんがメンタルリープに入る修正週齢を指します。

注2:赤ちゃんによって時期が1〜2週間ずれることがあります。

生後5w週:第1メンタルリープ(通称「五感の世界」)

この時期に赤ちゃんの内臓、新陳代謝、感覚器官が急激に成熟し、それが赤ちゃんの行動にも大きな影響を及ぼします。例えば、この頃から赤ちゃんは周りの物事にはっきりと興味を示すようになったり、顔から少し(20~30cm以上)離れたところにある物でも見えるようになります。またママやパパの呼びかけやスキンシップに対して反応してくれる場面が急に増えたと感じるはずです。

生後8w週:第2メンタルリープ(通称「パターンの世界」)

赤ちゃんが生まれたばかりの頃に感じていた世界は、まるで丸いお皿に入ったスープと具材のように、全ての感覚が混ざり合う混沌とした場所でした。このリープを遂げると赤ちゃんはもうこの世界をそうは感じなくなり、それぞれの五感で感じる規則性やパターンを区別できるようになります。

そのおかげで、赤ちゃんはこの頃に始めて自分に手がついていることに気づきます。そのため不思議そうに手をくるくると動かす姿が見受けられるでしょう(いわゆる「ハンドリガード」)。

またこの頃になると、一定の刺激によって無意識に起こる反射行動(新生児に生まれつき備わっている原始反射)があまり見られなくなり、その代わりに自分の意思で同様の行為を行うようになります。とはいえ、まだあらゆる動作がぎこちなく、まるで操り人形のように見えるかもしれません。

生後12w週:第3メンタルリープ(通称「推移の世界」)

~飛行機ごっこに隠された秘密~

赤ちゃんは生まれてから一年かけて、大人にとっては自然かつ単純すぎてもう存在さえ気づかなくなっている物事を学習します。ただし、それらは赤ちゃんにとっては自分が扱える最も複雑な物事であり、達成できたときには至極の喜びと満足感が得られます。

物事のパターンを認識して応用する能力の次は、物事の移り変わりを捉える能力が身に付きます。これにより赤ちゃんはあちこち移動できるようになり、ロボットのようなぎこちない動きが少なくなります。

また今までより高度な声遊びができるようになったり、飛行機ごっこが好きになったりします。飛行機ごっことは、赤ちゃんを抱えて部屋中を飛びながら急降下や上昇を繰り返す遊びです。

生後19w週:第4メンタルリープ(通称「出来事の世界」)

~一本橋こちょこちょ~

今回のメンタルリープで赤ちゃんの感じている世界はまたガラリと変わり、これからは出来事の世界に入ります。前回のリープでは単一の推移を感じ取れるようになりましたが、今回のリープでは短い時間に連続して起こる一連の推移を覚え始めます。

それによりボールがバウンドしている様子や物を片手でつかむときの一連の感覚がわかるようになります。また「一本橋こちょこちょ」などの手遊び歌のリズムや手ぶりを理解して楽しめるようになるでしょう。

生後26w週:第5メンタルリープ(通称「関係の世界」)

~位置や距離がわかるように~

このメンタルリープをとげると、赤ちゃんは距離をはじめとした人や物同士の関係性を理解できるようになります。そのため、急に赤ちゃんの感じている世界がとても大きな空間となり、自分をそのほんの小さな一部として捉えるようになります。

この頃にはもう物同士の距離や位置はもちろん、お互いの配置もわかります。そのため物が別の物体の内側にあるのか、外側にあるのか、上、下、横または間にあるのかをわかっていないとできない遊びを始めます。

そしてママが少しでも自分から離れると泣き出すかもしれません。この時期によくある行動で、ママとの距離が遠ざかるのがわかるようになった証拠です!

生後37w週:第6メンタルリープ(通称「分類の世界」)

~見て、比べて、分類する~

いよいよ物事を分類する知能が身に付きます。ついに赤ちゃんが、「馬と(大きな)犬」や「牛と(黒と白の斑点のある)猫」を区別できるようになるのです。

こうして身の回りの物事をカテゴリー分けすることを覚えた赤ちゃんは、目に付いた物は何でも調べ、細かいところまで研究するようになるでしょう。

これには大変な比較や検証の労力が伴いますが、赤ちゃんの世界は絶えず広がり続けていて、そこに存在するママを始めとした全てに恋い焦がれているので苦ではないのです。

順序の世界に入った赤ちゃんは、徐々に「一連の出来事」と「出来事同士の関係性」を覚えて、その流れを再現するようになります。

例えば、コーンフレークをスプーンで食べるには、スプーンをつかみ、スプーンをお皿の中に入れ、スプーンでコーンフレークをすくい、スプーンを顔のところまで運び、それを目ではなく口に入れる必要があります。

このように自分でご飯を食べるという目的を達するための行動同士を結び付けられるようになるのです。ただし最初のうちは一つか二つの要素を忘れることもあります。

また、この段階に入った子は他人に必要とされることに喜びを覚えて、お手伝いをしたがるようになるでしょう。

生後55w週:第8メンタルリープ(通称「工程の世界」)

~お皿洗いはパーティー~




工程のリープに入った子は、決まった順番で行われる一連の行為を一つの作業として捉えられるようになります。

例えば、汚いお皿を水に浸け、その上でブラシやスポンジを動かし、水切りラックに置くことは、お皿を洗う作業なのだと理解し始めます。

この頃の赤ちゃんはこういったお皿洗いなどの作業を手伝うのが大好きです。そして当然、その間に泡を作って遊ぶのも大好きです。

生後64w週:第9メンタルリープ(通称「原則の世界」)

〜ルールへの憧れ〜

このリープで原則の世界へと足を踏み入れた子供は、さまざまな作業の工程を自然かつあっという間にやり遂げられるようになります。乳児から幼児になったことで様々な物事を完全にマスターし始めるわけです。

お子さんが物事の原則を覚えられるようになったので、ついに人として守るべき基本的ルールを教えるときが来ました。

この頃の子供はルールに憧れ、さまざまなルールに慣れるチャンスを求めているのです。食べることで自分の食欲を満たさずにはいられないのと同じで、ルールへの憧れも満たさずにはいられないのです。

基本的に、今の子供がルールを見い出す方法は、ママやパパに与えてもらう以外にありません。特に重要なのは社会のルールを教えることです。社会的にやってよい事とやってはいけない事を示してあげましょう。

ルールを作りそれを守らせることに害はありません。それどころか、あなたにはその義務があります。その子のことを心から愛している親以上に、それに適した人間がいるでしょうか。

生後75w週:第10メンタルリープ(通称「体系の世界)

~状況の変化に適応できるようになる~

この10回目のメンタルリープでは、物事を体系的に理解して扱ったり、物事の原則をよりしっかりと理解できるようになります。

この頃の子供はもう以前ほど頑なに自分の原則を適用することはなくなり、自分の中の原則を環境の変化に適応させられるようになります。そして自分の態度を加減するようになり、どれくらい正直になるか、どれくらい用心するか、どれくらい聞き分けの良い子になるか、どれくらい我慢するか、またはそれらと全く逆の態度を取るのかを、そのつど判断するようになります。

この頃から自分の価値観や行動規範を体系的に育み始め、善悪を判断する力が芽生えます。また、この頃の子供にとっては自分自身の体系こそが最も身近で最も多くの気づきのある物事の体系であるため、体系の世界に入ると自我(自分という概念)の発達が始まります。

これにより、ママとパパは別の人間だということを理解し始め、一人称(自分)や二人称(相手)を指す言葉を使い始めます。また初めて自分が家族の一員であることを自覚し、「自分の家族とお友達の家族」や「自分の家とご近所の家」などを区別できるようになります。


メンタルリープ研究所のブログ ~赤ちゃんのぐずり期を成長の喜びに~

ワンダーウィーク公式BLOG:本の抜粋や研究者の知見など ※無料のリープアラームの登録ページ

0コメント

  • 1000 / 1000